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『カチューシャの唄』Verve&Lily [音楽]

山梨を中心に活動しているボサノバのふたり Verve&Lily が、初めてのCDを出した。

『カチューシャの唄 声とギター』というCD。
タイトルのとおり、「ゴンドラの唄」など賢治や嘉内が親しんだ曲もある。

届いたCDを聴いて、ああいなぁと思った、
ずっときいていたい心地よさ。

しっとりと落ち着いた、それでいて儚げなリリィの声。
繊細で、強くてそれでいて主張しないギターはリリィを包み込む。

余分なものをいっさい省いて、声とギターの弦の震えだけで
こんなにも豊かな表現ができるものかと思う。


今朝また、ぽっかりと空いたひとりの時間にCDをかけたら
なぜか涙があふれてとまらなくなった。

今、巷に溢れるミュージックとは正反対のところにある音楽。
古い時代の歌ではあっても、込められているのは不変のもの。
それに、少しも古さなど感じられないのはなぜなんだろう。

音学や知識に乏しいのでうまく伝えられないけれど、
バーブさんのギターのコードやアルペジオ、演奏法などは
尋常ではないセンスなのではないだろうか。

一音一音、あるべきところにあって、響いて共鳴して消えてゆく。
どの曲も、余分な音も足りない音もないのは共通しているが
たとえば「ゴンドラの唄」のコード進行の絶妙。
それにギターの音がぴたりと止まりリリィの歌だけが進む部分があるが、
そこに込められた音にならないものにぐっときてしまったり。

「宵待草」のコードはいったい何なんだと思う。
まてどくらせど来ぬひとを、待ち続ける心に流れるのは
こんな透き通った深い深い藍色の和音に違いない。

「この道」のラストは、足下のこの道が、
おぼろげになって遙か遠くに続いていくように、
リフレインがフェードアウトしていく。

もっと聴き込めば、もっともっと気づき感じるところが出てくると思う。

よくぞふたりが出会ってくれたと思う、
こんな声とギターは神様が組み合わせたものに違いない。

因みに、CDの帯には、HPで試聴してからの購入を勧める文とともに
「18歳未満の方の購入はご遠慮ください」とある。
最初は意味がよくわからなかったが、
聴いているうちに、これはきっと
ハダカのリリィと
ハダカのバーブがここには居るのだから
子供にはまだちょっと早いからね、ということなんじゃないかなと思った。
そしてやっぱり、聴けば、ハダカになってしまう自分がいた。


  Verve & Lily ホームページこちら 
  Youtube 試聴→「夜来香」  
  アルバム『カチューシャの唄 声とギター』→購入先




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